安倍晋三元首相が遊説中に銃撃され、死去してから8日で2年になるのを前に、故人をしのぶ集会が7日、東京都内のホテルで開かれた。岸田文雄首相も出席し、安倍氏が生前訴えた憲法改正やデフレ脱却、日米同盟の強化などに引き続き取り組むと決意を表明した。
首相は「安倍氏の思いや志をしっかり受け継ぎ、次の世代につなげていかなければならない」と強調。派閥裏金事件にも触れ、「歯を食いしばって信頼を回復し、政治改革、党改革を進めていかなければならない」と訴えた。
安倍氏夫人の昭恵さんも登壇。「ずっと皆さんに思い出していただき、語り継いでいただければと思う」と涙ながらに語った。
集会はジャーナリストの櫻井よしこ氏らが呼び掛け人となり、自民党の茂木敏充幹事長、高市早苗経済安全保障担当相、日本維新の会の馬場伸幸代表ら約600人が参加した。会場には、安倍氏が撃たれた時に握っていたマイクや野田佳彦元首相による追悼演説の原稿などが展示された。
故安倍晋三元首相をしのぶ集会であいさつする岸田文雄首相=7日午後、東京都千代田区
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