東京都議補選は7日、9選挙区で投開票された。いずれも1議席を巡る争いで、派閥パーティーの裏金事件の影響が続く自民党は8選挙区で候補者を擁立した。何勝できるかが注目される。惨敗となれば、岸田政権への打撃は避けられない。8日未明までに大勢が判明する。(当選者が決まり次第、順次追加します)

◆八王子市は諸派元職の滝田泰彦氏

東京都議補選八王子市選挙区で当選した滝田泰彦氏

 八王子市選挙区では、諸派元職の滝田泰彦氏(42)が当選を確実にした。自民新人の馬場貴大氏(45)は及ばなかった。八王子市は裏金事件で役職停止処分を受けた前政調会長の萩生田光一衆院議員の地元。自民が強い地盤を誇るが、裏金問題の逆風などが影響したとみられる。

◆南多摩(多摩市、稲城市)は都民ファ新人の遠藤千尋氏

東京都議補選南多摩選挙区で当選した遠藤千尋氏

 南多摩選挙区では、都民ファーストの会新人で元市議の遠藤千尋氏(48)が初当選を果たした。立民新人で元市議長の岩永久佳氏(47)、無所属新人で飲食業の三井健氏(61)の2人は及ばなかった。



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