7日投開票の東京都知事選で3選を決めた小池百合子知事が8日午後、当選後初めて登庁した。次点の前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏に約126万票の大差をつけた勝利で、3期目が始動する。
小池知事は都庁内で記者団に「財源の裏付けをきっちり取りながら今回の公約をできるだけ速やかに、戦略的に組み込んでいきたい」と述べた。
小池知事は291万8015票を獲得し、得票率は42.77%だった。票数は前回2020年の約366万票から減少したが、初当選時の16年の291万2628票と同水準を確保した。登庁の際に記者団に「より改革を進めよという都民の声をしっかり受けとめていく」と話した。
今回の選挙戦で小池知事は、第2子以降が対象である保育料無償化の第1子への拡大、無痛分娩にかかる費用の助成などを公約で掲げた。公約の実現については「どのような時期から始め、実効性のあるものにするかは都庁内で検討する」とした。
小池知事の現在の任期は30日までで、31日から3期目がスタートする。8日に開催した都庁幹部を集めた庁内の会議では「東京大改革3.0を進めて東京をもっと良くする」と強調。3期目の重点項目として少子高齢化対策や防災、中小企業支援などを挙げ「これらの取り組みを爆速で進める」と抱負を述べた。
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