大沼悦子・仙台市議(50)が8日、窃盗の疑いで県警の捜査を受けていることを理由に、議員辞職願を提出し、辞職した。所属会派の「立憲民主党仙台」が会見を開き、明らかにした。

 会派によると、大沼氏は2月、県内の大規模小売店で盗みをしたとして、県警から任意で聴取を受け、本人も認めているという。7日昼、「市民に対して裏切り行為をした。辞職の意思を固めた」と大沼氏の家族から会派代表に電話があり、発覚した。

 大沼氏は体調不良として姿を見せなかったが、辞職願に添えた文書で「私が犯した窃盗容疑で警察の取り調べを受けており、このままでは市議会はもとより市政の信頼を失墜させることから辞職することとした」とコメントした。

 立憲民主党宮城県連の安住淳代表は「離党届を受理した。県民の皆様に深くおわび申し上げるとともに、信頼回復に向け誠心誠意努める」とコメントを出した。(阿部育子)

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