今週アメリカで開かれるNATO=北大西洋条約機構の首脳会議では、現地時間の11日にインド太平洋地域のパートナー国である日本、韓国、オーストラリア、ニュージーランドの4か国などとの会合が予定されていて、岸田総理大臣も出席します。

政府関係者によりますと、この中では、サイバー攻撃への対処や、いわゆる偽情報対策、それにAIなどの新興技術への対応といった、安全保障にも関わる分野での協力を拡大させていくことで合意する見通しです。

岸田総理大臣としては、ロシアや中国などの動向を踏まえヨーロッパとアジア地域の安全保障は不可分だとの認識のもとで、NATOとの連携強化を図ることで日本周辺の平和と安定にもつなげたい考えです。

岸田総理大臣はアメリカに続いてドイツを訪れ、ショルツ首相と首脳会談を行い、中国による経済的威圧を念頭に、重要鉱物の供給網の構築を含めた経済安全保障分野での連携強化に向けた新たな枠組みを設ける方向で調整しています。

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