兵庫県の斎藤元彦知事は10日の定例記者会見で、自身のパワハラ疑惑などを告発する批判文書を配布した元県幹部の男性が死亡し、責任を問う県職員労働組合から辞職などを要求されたことについて「時間をかけて職員との信頼関係を再構築していくことが私の責任だ」と述べ、辞職を否定した。

 斎藤氏は文書で指摘された疑惑を改めて否定した上で「職員とのコミュニケーション不足を真摯に反省する。生まれ変わってより良い県政を進めたい」と繰り返した。

 男性は7日に死亡しているのが見つかった。19日に疑惑の真偽を調べる県議会の調査特別委員会(百条委員会)に証人として出席予定だった。

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