南スーダンでのPKO=平和維持活動をめぐっては、政府は2011年から現地で後方支援などに当たる司令部要員として自衛官を派遣していて、現在は陸上自衛隊の4人が活動しています。
これについて政府は、19日の閣議で、訓練などを担当する幹部と補佐官の2人を増員するとともに、来月31日に期限を迎える派遣期間を、6月30日まで1か月延長することを決めました。
この活動をめぐっては、国連の安全保障理事会が毎年、活動期間を1年延長するのに伴い政府も派遣期間を1年延長していましたが、ことしは安保理が南スーダンの国内情勢を見極めたいとして対応をまだ決めていません。
このため当面の措置として1か月延長したということです。
これについて木原防衛大臣は、19日の閣議の後、記者団に対し「自衛隊の国際人材育成の観点からも非常に意義深い。引き続き、国連による平和のための努力に貢献していく」と述べました。
林官房長官「国際社会の平和と安定に寄与」
林官房長官は閣議のあとの記者会見で「現在、わが国が要員派遣している唯一の国連PKOであり、国連による平和の努力への関与の継続・強化のため、要員を派遣していくことが重要だ。引き続き、国際社会の平和と安定に積極的に寄与していく」と述べました。
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