政府は11日、東京で16~18日に開く日本と太平洋の島しょ国・地域による「第10回太平洋・島サミット」の概要を発表した。岸田文雄首相は気候変動対策や海洋分野で連携を表明する。東京電力福島第1原発の処理水海洋放出の安全性を改めて説明し、理解を得たい考え。協力事項をまとめた首脳宣言と共同行動計画を発表する見込みだ。

 サミットには「太平洋諸島フォーラム」に加盟する18カ国・地域の首脳らを招待。島しょ国は、アジアやオーストラリアをつなぐ重要な地域に位置する。近年中国が関与を強めており、日本にはサミットを通じて各国との関係を強化する狙いがある。

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