「知床」の世界遺産決定

2005(平成17)年 南アフリカのダーバンで開催された世界遺産委員会で、日本が推薦した北海道東部の「知床」の世界自然遺産登録が決定した。海から陸へとつながる生態系が分かりやすく見られることや、希少な動植物の生息地となっており、その保全管理体制が整っていることが評価された。日本の世界自然遺産は知床のほか、「屋久島 / 鹿児島県」「白神山地 / 青森・秋田県」「小笠原諸島 / 東京都」「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島 / 鹿児島・沖縄県」の計5件。

関連記事

  • 日本の世界遺産一覧
  • 写真ではなく、その場に行きたくなる!北海道の6つの国立公園
  • 北海道「知床流氷フェス」:知床の夜を満喫できる幻想的な雪と氷の空間
  • 知床横断道路と知床峠:北海道の世界遺産が見せる四季折々の絶景
  • 北海道「知床八景」前編:「知床五湖」「プユニ岬」「オロンコ岩」「夕陽台」
  • 北海道「知床八景」後編:「フレペの滝」「オシンコシンの滝」「カムイワッカ湯の滝」「知床峠」

その他の出来事

明治政府がコレラ防疫体制敷く

1879(明治12)年 コレラ大流行を受けて、明治政府は検疫制度に関する初めての法令「海港虎列刺(コレラ)病伝染予防規則」を公布した。同規則に基づき神奈川県に地方検疫局を設置し、同局長官に神奈川県令、内務省・外務省・陸軍省の職員のほか、在日外国人医師、薬剤師らを臨時検疫委員として配置したが、船舶検疫を拒否する違反事件なども起きた。

関連記事

  • 感染症の文明史 :【第1部】コロナの正体に迫る
  • 長与専斎:感染症予防に取り組んだ医療・衛生制度の父
  • “コロリ ” 対策も「手洗い」「換気」が重要だった:幕末から明治にかけてのコレラ大流行と予防法

岸信介首相、暴漢に刺される

1960(昭和35)年 岸信介首相が首相官邸で右翼に左ももを刃物で刺され重傷を負った。同年6月23日に批准・発効した新日米安全保障条約をめぐり、国会での強行採決や反対運動に対する警官隊の暴行などの混乱の責任をとって岸は辞意を表明。後継に決まっていた池田勇人自民党新総裁就任祝賀会の会場から出てきたところを襲われた。

関連記事

  • 【書評】母、妻、娘として見つめた政治家3代:安倍洋子著『宿命 安倍晋三、安倍晋太郎、岸信介を語る』
  • 戦後の主な要人襲撃事件
  • 首相の座、“長州藩”占有率3割 : 続く吉田松陰の影響

「黒い雨」訴訟で広島高裁が県などの控訴棄却

2021(令和3)年 原爆投下直後に降った「黒い雨」を浴びて健康被害を受けたとして、広島県内の84人が県と広島市に被爆者健康手帳の交付を求めた訴訟の控訴審判決で、広島高裁は原告全員を被爆者と認め、手帳交付を命じた一審判決を支持。県などの控訴を棄却した。

関連記事

  • リニューアルした広島平和記念資料館:被爆資料・遺品が語る「魂の叫び」を感じる
  • ようやく認められた原爆被害:「黒い雨」訴訟原告らの闘い

台湾出身の作家 李琴峰さんが芥川賞受賞

関連記事

  • 李琴峰の扶桑逍遥遊(ふそうしょうようゆう)
  • 生き延びるための奇跡 : 李琴峰 芥川賞受賞スピーチ全文掲載
  • 日本語への恋を叶えた台湾人作家、李琴峰が芥川賞を受賞
  • 芥川賞作家・李琴峰:多様性を内包した独自の世界観を持つ作家
  • 李琴峰が読む『紅楼夢』(前編)――源氏物語との比較
  • 李琴峰が読む『紅楼夢』(後編)――壮大なクィア小説

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。