上川外務大臣が訪問するのはヨーロッパ南東部のバルカン半島に位置する
▽セルビア
▽ボスニア・ヘルツェゴビナ
▽コソボの3か国で
日本の外務大臣がコソボを訪れるのは初めてです。

この地域では、1990年代の旧ユーゴスラビアの民族紛争で複数の国に分かれたあとも民族間の対立が残っていて、上川大臣はボスニア・ヘルツェゴビナなど3か国の首脳や外相らと会談し、地域の平和と安定に向け対話を促し協調を呼びかけることにしています。

また、3か国はいずれもEU=ヨーロッパ連合への加盟を目指しているものの、実現のめどはたっておらず、中国やロシアが影響力を増すことも懸念されることから、日本としても加盟に向けた努力を後押しする考えです。

さらに、上川大臣は地域の安定には経済発展が欠かせないとして、製造業を中心に30社余りの日系企業が進出しているセルビアと、新たに投資協定の交渉を始めることを表明するほか、ボスニア・ヘルツェゴビナやコソボとも貿易や投資を促進させたい考えです。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。