自家用車で客を運ぶライドシェアについて、河野太郎デジタル相は18日、需要の増加が見込まれる酷暑時やイベント開催時に運行の台数や時間の制限を緩和する必要があるとの認識を示した。視察先の富山県朝日町で、記者団の取材に答えた。

 河野氏は「酷暑日に歩いて移動するのが大変な方もいる」と指摘。大規模イベントの開催などタクシー需要の急増が想定される場面を挙げ、「ルールをアジャイル(機敏)に変えていくことが大事だ」とも述べ、政府内でライドシェアの制限緩和を検討する意向を示した。

 4月に始まったライドシェアは、地域によって運行できる時間帯や台数を制限している。7月からは東京23区や大阪市など一部地域を対象に、一定の降雨が見込まれる場合に限って制限緩和を始めた。(小手川太朗)

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。