立憲民主党の政治塾で講義する枝野前代表(20日午後、都内)=共同

立憲民主党は20日、次期衆院選の候補者発掘に向けた「りっけん政治塾」の最終講義を党本部で開いた。今後は来年の参院選や地方選も見据え、受講生から有望な人材を探し、候補者数を積み上げたい考えだ。この日は枝野幸男前代表が講師を務め、政権交代の必要性を訴えた。

党は次期衆院選小選挙区で200人擁立を目標に掲げるが、現時点で公認内定は180人ほどにとどまる。

立民が政治塾を開くのは初めてだった。会社員や経営者、地方議員、学生らおよそ500人が応募。6月22日から計5回開き、泉健太代表らが講師になった。オンラインも含めそれぞれ計250〜350人ほどが受講した。

最終講義で、枝野氏は憲法改正の論議で緊急事態時の国会議員任期延長を主張する自民党について「裏金をつくり、国民の政治的な信頼が落ちている時になぜ延長論を出してくるのか。筋が悪い」と批判。「政権交代を2往復ぐらい繰り返せば、いい議論ができるようになる。政権交代をどう実現するかが最大の課題だ」と強調した。〔共同〕

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