第11管区海上保安本部(那覇)は24日、沖縄県・尖閣諸島周辺の領海外側にある接続水域で航行していた中国海警局の船1隻が23日午後に域外に出たと発表した。台風3号の接近に伴い、退避したとみられる。11管によると、24日中に中国船は確認されなかった。日本政府による尖閣諸島国有化後、最長を更新していた域内航行の連続日数は215日で途切れた。
11管によると2023年12月22日から尖閣周辺で中国当局の船が確認されていた。今年5月27日に連続158日となり、それまでの最長を更新した。
中国船は近年、台風接近などの荒天時を除いて尖閣周辺で航行を続けている。中国側は尖閣周辺で公船の活動を常態化させることで施政権を内外にアピールする狙いがあるとみられ、海保が対応に当たっている。
〔共同〕
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