9月の立憲民主党の代表選をめぐり、小沢一郎衆院議員は25日、党内最大の議員グループ「サンクチュアリ」創設者の赤松広隆・元衆院副議長(2021年引退)と国会内で会談した。引退後もグループに影響力をもつ赤松氏は、枝野幸男前代表から立候補の意向を伝えられており、小沢氏と代表選への対応について協議したとみられる。

 会談は、赤松氏側がもちかけ、国会内の小沢氏の事務所で約1時間にわたり行われた。

 党内には、旧立憲を立ち上げた枝野氏に期待する声が上がる一方、2021年衆院選惨敗の責任を取って辞任した経緯から否定的な見方もある。小沢氏は周囲に「(枝野氏は)辞めたばかりで、また出るというのはどうか」と懐疑的な考えを示している。

 小沢氏は19日夜には野田佳彦元首相とも会談。代表選に向けた動きを活発化させている。(伊沢健司)

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