岸田文雄首相は25日、首相官邸で韓国の尹徳敏(ユン・ドクミン)駐日大使と面会した。尹氏は近く離任する。外務省によると日本の首相が韓国大使の離任に合わせて面会するのは2019年4月以来となった。元徴用工問題による関係悪化が影響していた。

前任の姜昌一(カン・チャンイル)氏は単独で首相に面会した記録がないという。林芳正官房長官は同日の記者会見で、大使館側の求めに応じて面会したと説明した。

首相は「日韓関係の発展のために日本で果たした大きな役割に敬意を表する」と伝えた。「日韓関係は今や力強く発展し、さまざまな分野で交流や協力が活発に動いている。離任後も日韓関係に、引き続き関心を寄せていただきたい」と語った。

尹氏は尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権への交代後の22年7月から駐日大使を務めた。後任に朴喆熙(パク・チョルヒ)国立外交院長が内定している。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。