記者会見する日本維新の会の馬場伸幸代表㊨と兵庫維新の会の片山大介代表(28日、神戸市内)

兵庫県の斎藤元彦知事がパワハラ疑惑などを内部告発された問題を巡り、日本維新の会の馬場伸幸代表は28日、「臆測でアクションを起こすのではなく、早急に真相を解明することが大切だ」と述べた。県の第三者機関や県議会の調査特別委員会(百条委員会)の調査を見守る考えを示した。

兵庫維新の会が開講した「兵庫維新政治塾」の後の記者会見で言及した。日本維新の会は、3年前の前回知事選で自民党とともに斎藤氏を推薦した。「もし今報道されていることがすべて事実であると判明すれば、維新の会としてしかるべき判断をするように本人に直接話をする」とも話した。

次の知事選については「気が早い。まずは真相をつまびらかにするということだ」と述べるにとどめた。

斎藤氏の進退を問う声は相次いでいる。自民党兵庫県連の末松信介会長は14日に神戸市で開かれた県連大会で、「大きな正しい決断をしてほしいと強く願っている」と発言し、辞職を事実上求めた。

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