岸田文雄首相は28日、首相公邸でパリ五輪で日本勢初の金メダルを獲得した柔道女子48キロ級の角田夏実選手に祝福の電話をかけた。「見事な戦いぶりに感激した。日本中に感動と勇気を与えてくれて感謝したい」とたたえた。

柔道女子48キロ級の表彰式で金メダルをかむしぐさをする角田夏実選手ら。左は2位のモンゴルのバーサンフー選手、右は3位のフランスのブクリ選手(パリ)=共同

首相に今の心境を問われた角田選手は「だんだんうれしさが込み上げてきた。最初はやっと終わったという安心感が強かった」と話した。

首相は「金メダルまでの道のりは大変な努力や苦難があったと思う。ともえ投げが本当に素晴らしかった。世界中が研究しているとも感じたがそのなかで戦うのはどんな気分か」と質問した。

角田選手は「自分の技を信じて今までやってきたことを信じて、かけ続けていけばかかるかなと思った」と答えた。

首相は「見ている方も気持ちがいいぐらい素晴らしい勝利だった。感激を与えてくれたと感謝している。ますます活躍してもらいたいが、今はゆっくり休んで、勝利を栄誉を楽しんでほしい」と激励した。角田選手は「ゆっくりかみ締めたい」と応じた。

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