クアッドは、日本、アメリカ、オーストラリア、インドの4か国による枠組みで、29日東京で外相会合が開かれます。

この中では、中国が海洋進出を強める東シナ海や南シナ海、北朝鮮情勢などをめぐって意見を交わすことにしています。

その上で法の支配に基づく「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向け連携していくことを改めて確認することにしています。

また4か国が共同で、インド太平洋地域の国々の課題解決に取り組むとして、フィリピンに対してサイバーセキュリティー能力の向上を、パラオに対して「オープンRAN」と呼ばれる通信ネットワークの整備を支援することを確認する見通しです。

また海上での法執行能力の構築や災害救援などの分野でも他国を支援していくことで一致する見通しで、29日の議論を踏まえ、共同声明として発表することにしています。

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