鈴木宗男 参議院議員の事務所によりますと、鈴木氏は28日から4日間の日程でロシアを訪問し、モスクワでロシア政府関係者と面会などを行うことにしています。

鈴木氏は、ロシアによるウクライナ侵攻の影響で見送られている、元島民らが先祖の墓を訪れる「北方墓参」や、日本の漁船が北方四島の周辺海域で行ういわゆる「安全操業」の早期再開を働きかける見通しです。

政府は現在、モスクワを含むロシア全域に渡航中止勧告以上の危険情報を出しています。

鈴木氏は去年10月にもロシアを訪問し、当時、所属していた日本維新の会が党に無断で渡航したなどとして除名処分とすることを決めたため、処分が伝えられる前に離党しました。

林官房長官「どのような目的でも渡航やめるよう求めている」

林官房長官は午前の記者会見で「ロシア全土に渡航中止勧告以上の危険情報を出しており、どのような目的であれ渡航をやめてもらうよう国民に求めている」と述べました。

その上で「政府として鈴木宗男参議院議員から今回の訪問に関して現時点までに連絡などは受けていない。訪問の目的や日程の詳細を答える立場にはない」と述べました。

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