国民民主党の玉木雄一郎代表は30日の記者会見で、自民党の広瀬めぐみ参院議員の事務所が国から公設秘書の給与を詐取した疑いで家宅捜索を受けたことに言及した。「特に自民党政治への政治不信を高める結果につながっている。極めて遺憾だ」と批判した。
教育無償化を実現する会の前原誠司代表は同日の記者会見で「倫理感覚の欠如についてはあきれを通り越して本当に同じ議員として恥ずかしい」と語った。「本人のけじめの問題、自民党の対応の問題をしっかりやっていただきたい」と話した。
林芳正官房長官は同日の記者会見で「捜査機関の活動内容に関わる事柄で、政府としてコメントは差し控える」と述べた。
東京地検特捜部は30日、東京・永田町の参院議員会館にある広瀬氏の事務所などを家宅捜索した。関係者によると、広瀬議員の事務所は2022〜23年、公設第1秘書の妻を公設第2秘書として届け出ていた。しかし公設第2秘書には勤務実態がなかった疑いがある。
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