総理大臣官邸を訪れたのは、北方領土に住んでいた元島民のひ孫にあたる北海道の中学生など7人です。
このうち曽祖父母が国後島に住んでいた澤瑠唯さんは「ロシアのウクライナ侵攻によってビザなし交流が中止されてしまい、出身者が出身地に行く機会が失われているので、いち早く交流が復活することを願っています」と述べ、交流事業の早期再開を要望しました。
これに対し岸田総理大臣は「日本とロシアの関係は大変厳しい状況にあるが、4島の帰属の問題を解決し、平和条約を締結するという日本政府の考え方は全く変わっていない。ロシア側に事業の再開をしっかり働きかけたい」と述べました。
そのうえで「日本の将来を担う皆さんのような若い世代に積極的に発信をし続けてもらうことが大変重要だと思っており、若い感覚を大事にしながらSNSを始め、情報発信に取り組んでほしい」と述べました。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。