東南アジア4か国を歴訪中の自民党の茂木幹事長は2日午後、最後の訪問国、フィリピンでマルコス大統領と会談しました。

この中で茂木氏は、中国とフィリピンの間で対立が続く南シナ海の情勢について「フィリピンが冷静に対応していることを評価する。対話を通じてさまざまな懸念を伝え、中国側の変容を促すことが重要だ」と述べました。

そして会談では、中国による一方的な現状変更の試みや経済的威圧が、地域の脅威になっているとして、安全保障や脱炭素化などさまざまな分野で両国の協力関係を強化していくことで一致しました。

茂木氏は記者団に対し「訪問した4か国ではいずれも脱炭素化など、日本の技術や経験が生かされる部分が大きい。ASEAN全体と日本の関係を、さまざまな分野で広げていく可能性は非常に大きいと感じた」と述べました。

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