参院憲法審査会の与党筆頭幹事を務める佐藤正久氏(自民党)は4日放送のBSテレ東番組で、憲法改正の進め方を巡り、緊急事態時の国会議員の任期延長だけを先行すれば地方組織の反発を受ける恐れがあるとの懸念を示した。「保身改憲という4文字が新聞紙面に出そうだ。9条への自衛隊明記もセットでなければならない」と述べた。
裏金事件をはじめ「政治とカネ」問題が相次ぎ、政治不信を引き起こしている現状を踏まえたとみられる。佐藤氏は「最初の国民投票が議員の任期延長というのは自民党の地方組織の人も『何をやっているんだ』となる」と指摘。自衛隊明記を「本丸とすべきだ」と言及した。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。