岸田文雄首相は6日、広島市内で開いた記者会見で東京株式市場での日経平均株価の乱高下について「状況を冷静に判断することが重要だ」と述べた。「引き続き緊張感を持って注視するとともに、日銀と密接に連携して経済財政運営を進めていきたい」と話した。

日経平均株価は5日に4451円安と過去最大の下げ幅を記録した。6日には上げ幅が一時3400円を超えた。首相は「日本経済は新たなステージへの力強い移行が続いている」との認識を示した。

林芳正官房長官は6日の記者会見で、同日の東京外国為替市場で一時1ドル=146円台まで下落した対ドルの円相場について「為替相場はファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)を反映して安定的に推移することが重要で、政府としては為替市場の動向をしっかりと注視していきたい」と述べた。

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