東京都目黒区長選は21日、投開票され、無所属で現職の青木英二氏(69)がいずれも無所属の新人4人を破り、6選を果たした。「安心安全で安定した区政」などと訴え、多選批判をかわした。  当日有権者数は22万7055人。投票率は36.21%で、前回の33.33%を2.88ポイント上回った。

目黒区長選で6選を果たした青木英二さん

 青木氏は、4年前の前回選で推薦を受けた自民と公明からの支援はなかったが、町会や商店街の関係者と区内をくまなく歩き、広く支持を集めた。テレワークや子育て中の人に配慮し、選挙カーは使わなかった。  選挙戦では5期20年に及ぶ現職区政への評価が争点となり、過去最多の5人が出馬。元都議の伊藤悠氏(47)=国民民主、都民ファーストの会推薦=や、元区議の河野陽子氏(61)=自民推薦=、元都議の西崎翔(つばさ)氏(40)=立憲民主推薦、共産、社民支持=らは、多選批判を繰り広げたが及ばなかった。  青木氏は1983年から区議を2期務めた後、民主党(当時)都議を経て、2004年の区長選で初当選した。(中村真暁) 

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