林芳正官房長官は8日、宮崎県で最大震度6弱を観測した地震を受けて記者会見を開いた。林氏は「人的・物的被害については確認中だ」と述べた。南海トラフ地震との関係は調査中とした。
九州電力の川内原発(鹿児島県薩摩川内市)などは現在のところ異常があったとの報告はないという。
林氏は「引き続き被害状況の把握を進め、自治体と緊密に連携をはかりながら警察、消防などを中心に救命・救助活動を最優先に災害応急対策に全力で取り組む」と話した。
これに先立ち岸田文雄首相は指示を出した。①国民への津波や避難に関する適時的確な情報提供と住民避難など被害防止措置の徹底②早急な被害状況の把握③地方自治体と緊密に連携して被災者の救命・救助などの災害応急対策に全力で取り組む――の3点を挙げた。
政府は8日、首相官邸の危機管理センターに官邸対策室を設置した。
- 【関連記事】宮崎で震度6弱、津波注意報 南海トラフ地震と関連調査
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。