記者団の質問に答える渡辺猛之参院議員(10日、岐阜県美濃加茂市内)

自民党の渡辺猛之参院議員は10日、2025年2月の任期満了に伴う岐阜県知事選への出馬に意欲を示した。岐阜県美濃加茂市で記者団に「意欲はある。政治人生のなかで知事が選択肢の一つに入っている」と語った。

古田肇知事は8日の記者会見で6選不出馬を表明した。次の知事選を巡っては21年の前回選挙で落選した元内閣府官房審議官の江崎禎英氏が立候補する意向を明らかにしている。

渡辺氏は知事選出馬に関し「100%固めたわけではない」とし、9月の自民党総裁選前に議員辞職する考えはないと述べた。岐阜県八百津町出身の渡辺氏は県議を経て10年の参院選で初当選した。現在3期目で参院農林水産委員長や国土交通副大臣を務めた。

21年の前回知事選は古田、江崎両氏への支持で自民党県連が割れる保守分裂選挙だった。古田氏がおよそ7万票差で江崎氏を破った。

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