衆院予算委で答弁する岸田首相(22日午前)

岸田文雄首相は22日の衆院予算委員会で、選挙戦で候補者の街頭演説を妨害する行為について対応が必要との考えを示した。「選挙制度の根幹に関わる事柄として各党・会派で議論すべき課題だ」と語った。

国民民主党の田中健氏の質問に答えた。田中氏は衆院東京15区補欠選挙で他の候補者の演説を大音量で妨害するなどの事例を取り上げた。

首相は街頭演説を巡り「候補者の主張を有権者が直接聞くことができる点で重要な意義を持つ」と話した。SNSでの妨害行為の拡散も問題だとの認識を示した。「政府としてどうあるべきか考えたい。国会としても議論いただくことが重要だ」と強調した。

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