岸田文雄首相が14日、自民党総裁選への不出馬を表明したことを受け、「ポスト岸田」候補は総裁選への準備を加速させる構えだ。石破茂元幹事長は訪問先の台湾・台北で記者会見し、出馬意欲を重ねて表明。立候補に必要な推薦人20人の確保は「難しい作業だ」としながら「一緒にやろうという人が20人いれば、ぜひとも総裁選に出馬したい」と述べた。
茂木敏充幹事長は「極めて残念だ。首相を退任されるという大変重い決断であり、判断を重く受け止めたい」とのコメントを出した。高市早苗経済安全保障担当相は取材に「急なことで驚いたが、2025年度予算の概算要求もあるので、最後まで首相をしっかり支える」と述べた。
野田聖子元総務相は「派閥裏金事件の処分や首相自身を含む責任の取り方を巡り、結果として自民は国民からの信頼を失った。今回、首相が責任を取ったことは率直に評価したい」とコメントした。
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