斎藤健経済産業相は15日の記者会見で、岸田文雄首相が9月の自民党総裁選に出馬しないと表明したのを受けて発言した。「昨日から今朝にかけて、私に出るべきだといった連絡が数多く寄せられた。そういう声を真剣に聞かなくてはいけないと思い始めている」と述べた。
岸田政権が進めてきた経済政策について「原子力の次世代革新炉の開発検討という判断や、アルプス処理水の海洋放水の実施など、難しい課題にリーダーシップを果たした。これらの路線は絶対に引き継がれなければならない」と語った。
斎藤氏は7月の記者会見で総裁選への意欲を問われた際に「今は岸田内閣の閣僚として転換期にある経済産業政策に全力で取り組んでいるところであり、全く頭の中にないことを質問されても答えようがない」と話していた。
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