上川陽子外相は8月28~29日を軸に、中東カタールとバーレーンを訪問する方向で調整に入った。イランがイスラエルに対する報復を宣言し、中東情勢が緊迫する中、要人との会談を通じ事態の沈静化に向けた連携を確認する狙いがある。複数の外交筋が15日、明らかにした。
上川氏はバーレーンからカタールへ移動し、両国の外相らとの会談を検討している。中東情勢を見極めた上で、訪問の可否を最終決定する。イランがイスラエルへの報復攻撃に踏み切った場合、状況が一層悪化する恐れがある。
カタールは、ハマスとイスラエルの双方と対話のパイプを持ち、停戦交渉を仲介してきた。バーレーンは、今年のアラブ連盟の議長国。
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