長谷川岳参院議員(自民)が北海道職員らに対して威圧的な言動を繰り返した問題をめぐり、林芳正官房長官は22日の記者会見で、議員個人が自治体職員らに過度な負担を感じさせることがないよう留意する必要があるとの見解を示した。

 長谷川氏をめぐっては、北海道職員や札幌市職員への威圧的な言動があった疑いが報じられ、政策の説明のために職員が頻繁に東京に出張していたことや、予算成立時に一斉にお礼のメールを送るよう庁内で調整されていたことなどが明らかになっている。林氏は「個々の議員の政治家としての言動や地方自治体との関係について、政府の立場でコメントすることは控える」としつつ、「一般論」と前置きしたうえで「それぞれの議員が自治体職員等に過度の負担を感じさせたりすることのないように、行動に留意すべきものと考える」と述べた。

 長谷川氏は2019年9月から1年間、安倍晋三政権で総務副大臣を務めている。林氏は記者団から、副大臣在任時の総務省職員への言動について確認する必要があるのではないかと問われたが、「詳細は総務省に聞いてもらいたい」と述べるにとどめた。

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