自民党の石破茂元幹事長(67)は18日、9月の党総裁選を巡り、早ければ週内に出馬表明する考えを示した。必要な20人の推薦人確保について、東京都内で記者団に「ほぼめどがつきつつある」と強調。石破氏の挑戦は今回で5回目となる。

石破氏は「新しく出馬表明した人もいるので、(推薦人の)確認作業が必要だ。今週前半はそういうことをやりたい」と説明。地元・鳥取での表明を検討している。

これに先立つフジテレビ番組では、首相になった場合に取り組む政策として、実質賃金の引き上げと「防災省」の設置を掲げ、「この二つは緊急の課題だ」と述べた。

総裁選は10人超の名前が挙がる乱立模様となっている。小林鷹之前経済安全保障担当相(49)は18日、千葉県八千代市で記者団の取材に応じ、「名前を挙げてもらえるのはありがたい。進むも引くも自分で決める」と強調。19日に記者会見し、出馬表明する方針だ。

さらに、河野太郎デジタル相(61)、林芳正官房長官(63)が出馬の意向。加藤勝信元官房長官(68)、上川陽子外相(71)、斎藤健経済産業相(65)、高市早苗経済安保担当相(63)、野田聖子元総務相(63)、茂木敏充幹事長(68)も意欲を示している。小泉進次郎元環境相(43)を推す声もある。

記者団の取材に応じる自民党の石破茂元幹事長=18日午前、東京都港区

記者団の取材に応じる自民党の小林鷹之前経済安全保障担当相=18日午前、千葉県八千代市

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