【こちらも】自民党総裁選 10人超の名前挙がる 推薦人確保へ争奪戦過熱も

石破氏“早ければ週内にも立候補を表明したい”

自民党の石破元幹事長は18日、都内で記者団に対し総裁選挙に向けた推薦人20人の確保の状況について「ほぼめどはつきつつあるがきちんとした確認作業が必要だ。今週前半に確認を行うとともに誠心誠意お願いすることに最大限努力したい」と述べました。

その上で、記者団が「確認作業が終われば週内にも出馬表明か」と質問したのに対し「そうありたいと思っている」と述べ、早ければ週内にも立候補を表明したいという考えを示しました。

一方、今回の総裁選挙で自身を含め10人を超える名前が挙がっていることについては「それぞれが党をどのように変えていくかや政策の優先順位をどうするかについて、かんかんがくがく議論を行うことはとてもよいことだ」と述べました。

河野デジタル相 推薦人確保に向け準備進める

自民党総裁選挙への立候補に意欲を示している河野デジタル大臣は18日、地元の神奈川県大磯町にある吉田茂・元総理大臣の邸宅を訪れました。

親交のある日本駐在の外国の大使らを招いて建物の中をみずから案内し、写真や関連資料などの展示物を紹介しました。

総裁選挙をめぐって、河野大臣は所属する麻生派の会長を務める自民党の麻生副総裁に立候補の意欲を伝えていて、関係者によりますと、必要な推薦人20人の確保に向けた働きかけや公約などの準備を進めているということです。

高市経済安保相 立候補に意欲を示す投稿

高市経済安全保障担当大臣は旧ツイッターの「X」に自民党総裁選挙への立候補に意欲を示すコメントを投稿しました。

この中で高市大臣は、17日奈良市で支援者らを前に行った講演に触れた上で「故郷の奈良県の皆様からの熱いエールを重く受け止め、国家経営を担うべく、心を固めているところです」としています。

講演の複数の出席者によりますと高市大臣は17日講演で、総裁選挙の立候補に必要な20人の推薦人を集めていると説明した上で、立候補した場合の支援を呼びかけたということです。

野田氏 “もっと前から出ればいいのに”

自民党総裁選挙に前回立候補し、今回も名前が挙がっている野田聖子氏は18日富山市で講演しました。

この中で野田氏は今回の総裁選挙で自身を含め10人を超える名前が挙がっていることについて「『こんなに出たかったのならもっと前から出ればいいのに』と思うが、それだけ自民党は派閥の圧力で多くの有能な人たちが手をあげたくてもあげられない不自然な状況だったのだなと改めて気づいた」と述べました。

その上で「今回の総裁選挙は派閥を否定した上で新しく自民党をつくるというのが大きなテーマであり、すべての国会議員は誰に投票したかを明らかにし、なぜ入れたのか説明責任を果たさなければならない」と述べました。

一方、みずからの対応については明らかにしませんでした。

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