自民党総裁選に立候補を表明した小林鷹之前経済安全保障相の19日の記者会見の要旨は次の通り。
【決意】
全ての党員、国民に新たな自民党に生まれ変わること、世界をリードする日本をつくることを約束する。脱派閥選挙を徹底し、派閥に対して支援は一切求めない。
【政治改革】
政策活動費や調査研究広報滞在費(旧文書通信交通滞在費)を透明化。改正政治資金規正法の付則で検討項目とされた第三者機関の設置に取り組む。
【派閥を巡る政治資金問題】
派閥を巡る政治資金問題で党処分を受けていない議員には、国民の一定の理解を得られた時点で適材適所の人事を実施。党の調査に限界がある。新事実が出れば党としての調査を考える。
【経済政策】
経済は財政に優先する。今はアクセルを踏む時だ。地方に大胆に投資し、東京一極集中是正にもつなげる。本年中に物価高に伴う対策パッケージを打ち出す。
【外交・安全保障】
防衛産業基盤の強化や自衛官の抜本的な処遇改善、能動的サイバー防御の法整備を進める。新興・途上国「グローバルサウス」と欧米先進国の架け橋となり国際秩序を強化する。
【社会保障】
イノベーションを通じ医療や介護の持続可能性を高める。あらゆる政策を総動員し若者の手取りを大幅に増やす。
【憲法改正】
緊急事態条項の創設と自衛隊の明記は喫緊の課題だ。早期の発議に向け最大限の熱量を持って取り組む。
【選択的夫婦別姓】
旧姓の併記がマイナンバーカード、住民票、多くの国家資格で認められる制度改正がされている。
〔共同〕
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