自民総裁選 野党の反応

共産党の小池書記局長は記者会見で「自民党の中での表紙の取り替えでは何も変わらず、自民党という表紙そのものを取り替えなければいけない。『裏金問題を無かったことにするための総裁選挙か』と言いたくなるありさまで、日本をどうするのかや、今の物価高をどうするのかといった議論が全くない、権力争いだ」と述べました。

国民民主党の玉木代表は記者会見で「総裁選挙の最大のテーマは、政治とカネの問題に新総裁としてどう向き合うかだ。国民の信頼回復のためには、顔を変えることよりも、むしろどう抜け穴だらけの制度を正しいものに変えていけるかだ。その基準は明確で、『調査研究広報滞在費』の全面公開と『政策活動費』の廃止だ」と述べました。

その上で「3年前にも総裁選挙のあとに衆議院選挙があったことなどと照らし合わせると、10月の衆議院解散、11月の選挙がある程度見えてきた。臨戦態勢で臨まなければならない」と指摘しました。