立憲民主党の枝野幸男前代表(60)は21日、国会内で記者会見し、党代表選(9月7日告示、23日投開票)への立候補を正式に表明した。出馬表明は枝野氏が初めて。次期衆院選について「自民党に勝てる連携の形を模索する」と強調。共産党との関係を問われ、全国一律での野党連携に否定的な考えを示した。消費税率引き下げも否定した。

一方、馬淵澄夫元国土交通相(63)に近い複数の国会議員は21日、国会内で馬淵氏と面会し、代表選への立候補を要請。馬淵氏は記者団に「熟慮したい。時間を置かずに考えたい」と語った。

関係者によると、江田憲司元代表代行(68)も20日に自身に近い議員から出馬要請を受け、「真摯(しんし)に受け止める」と応じたという。

代表選を巡っては、泉健太代表(50)が再選を目指して準備を進めており、野田佳彦元首相(67)が出馬の可能性を含め「よく熟慮する」としている。小川淳也前政調会長(53)の名前も取り沙汰されている。

記者会見で、立憲民主党代表選への出馬を表明する枝野幸男前代表=21日午後、国会内

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