日本政府は23日、ハリス米副大統領が民主党大会で11月の大統領選に向けて指名受諾演説に臨んだことを受け「トランプ前大統領より優位に立ったとは言えない」(官邸筋)として、両にらみの対応を続ける構えだ。外務省幹部は「どちらの候補が勝利しても、日米同盟を深化させられるよう、両陣営との関係構築を進める」と語った。

 政府関係者は、トランプ氏がヒラリー・クリントン元国務長官を破った2016年大統領選で当初、クリントン氏が優勢との見方があったことを踏まえ「安易な予測は禁物だ」と強調。今回は、両大統領候補に近い人物のリストアップを進めるなど準備を急ぐ。

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