野田元首相「いろんな人が手を挙げることが望ましい」

立憲民主党の代表選挙に立候補する方向で調整に入った野田元総理大臣は、栃木県那須塩原市で記者団に対し、代表選挙のあり方について「自民党の総裁選挙に埋没しないよう骨太の議論をして、政治とカネの問題をアピールしなければならない。いろんな人が手を挙げることが望ましいが、もはや演出よりも本質の問題だ」と述べました。

その上で「衆議院選挙が近いと思うが、多くの同志が当選できるよう野党間でよく調整し、自民・公明両党を過半数割れに追い込むことにつながる代表選挙にしなければならない」と指摘しました。

これに先立つ講演で野田氏は、衆議院が解散される前に、企業・団体献金の禁止などを含む政治改革のための新たな法案を野党各党が共同で提出し、自民党に実現を迫るべきだと強調しました。

泉代表「務めを果たしてきた自負はある」

代表選挙に立候補する意向を固めている泉代表は、各地のスーパーでコメが品薄になっていることを受けて、地元の京都府内の米穀店や田んぼを回って説明を受け、政府に対応を求めていく考えを示しました。

このあと泉氏は長岡京市で記者団に対し、告示まで2週間となった代表選挙への対応について「さまざまな方と次の党のあり方に向けたいい話ができている。来週もいくつか予定を入れているので、話し合いながら最終的な身の振り方を考えたい」と述べました。

その上で「自分なりにこの難しい3年間の務めを果たしてきた自負はある。皆さんからの評価を真摯に受け止めていきたい」と述べました。

また、立候補に必要な20人の推薦人の確保について「各議員も真剣に考えて推薦人になるか判断するので、ギリギリまで考え続ける人も大勢いる。今の段階からどうこうよりも、皆さんに今後のことをできる限り私がお伝えすることが務めだ」と述べました。

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