枝野前代表 地元で講演 みずからの経済政策を説明

代表選挙への立候補を表明した枝野前代表は、地元のさいたま市で、支援者ら200人あまりを前に講演しました。

この中で、枝野氏は、立候補表明の際に発表したみずからの経済政策を説明し「私は『人間中心の経済』という理念を掲げて代表選挙に挑むことにした。この30年間は、人を使い捨てにする経済で、それを加速をさせている。大きな社会ビジョンを変えていくことを代表選挙で徹底して訴えていく」と述べました。

その上で「日本に住み、日本経済のために貢献してくれるひとりひとりの潜在力を高めていく。経済をよくしようと思ったら、ここが大事ではないか。医療や介護など支え合いの仕組みを充実させないとチャレンジしたくてもできない」と訴えました。

泉代表「私が代表の3年間 最も安定し成長してきた」

代表選挙に立候補する意向を固めている泉代表は、大津市で党の滋賀県連の幹部と会談し、次の衆議院選挙に向けた準備状況などについて意見を交わしました。

このあと泉氏は記者団に対し、代表選挙への対応について「現時点では党内の仲間たちとこの党に何が必要かを固めているさなかにある。多くの方と話し合い、代表としての3年間の総括だけでなく、この党を次にどう伸ばしていくのか皆さんの理解を得なければならない。対応は話し合いを通じて決まっていく」と述べました。

その上で「何を言われようとも、この党を安定させ、成長させていくため、歯を食いしばってやってきた自負はある。私が代表を務めたこの3年間は、最も安定し着実に成長してきた3年だと言いたい」と述べました。

江田元代表代行 「ひとりひとりに政策訴え賛同求めていく」

代表選挙でみずからに近い議員から立候補の要請を受けた江田・元代表代行は、地元の横浜市で講演し、党として、時限的な消費税の減税や食料品の非課税などを打ち出すべきだと訴えました。

そして「私は民主党政権とはかかわりのない議員だ。民主党出身の議員が多い中、『応援してやろう』という議員が20人出てくれば、代表選挙に立候補したい」と述べました。

このあと江田氏は記者団に対し「働く者の立場に立つ政党として自民党では言えないことを言っていく必要がある。立候補に必要な20人の推薦人の壁は厚いが、告示までまだ2週間あり、ひとりひとりに政策を訴え、賛同を求めていく」と述べました。

野田元首相は

また、立候補する方向で調整を進める野田元総理大臣は表明する時期などを検討しています。

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