自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件で離党勧告処分を受けた塩谷立元文部科学相（衆院比例東海）は23日、勧告を受け入れ、離党届を提出する意向を固めた。関係者が明らかにした。同日中にも記者会見を開く予定。塩谷氏は、解散方針を決めた安倍派の事実上のトップである座長を務めた。
自民の党紀委員会は4日、裏金事件を受けて安倍、二階両派の計39人を党則に基づき処分した。塩谷氏と安倍派参院側会長だった世耕弘成氏の2人には最も重い離党勧告処分を科した。塩谷氏は処分を不服として再審査請求したが却下され、25日までに離党届を出さなければ除名処分となる見通しだった。
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