【北京共同】超党派の日中友好議員連盟の二階俊博会長らは28日、中国共産党序列3位で国会議長に相当する趙楽際・全人代常務委員長と北京の人民大会堂で会談した。新型コロナウイルスの流行で停止している日本人への短期ビザ免除の早期再開を要請した。  趙氏は冒頭「正しい軌道に沿った健全かつ安定した発展を促進していく用意がある」と述べた。二階氏は「諸懸案について、目に見える進展を示すことが重要だ」と呼びかけた。  会談では、中国軍機による初の領空侵犯など日中間の課題解決に向けた方策を協議。東京電力福島第1原発の処理水放出に反発した中国による日本産水産物の輸入停止措置も話題となる見通し。


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