自民党総裁選挙は、立候補を表明した議員が支持拡大に向けた動きを活発化させています。

石破元幹事長は、静岡県で乳製品の工場などを視察し「農業を国の根幹と位置づけていきたい」と述べました。

河野デジタル大臣は党所属議員の事務所にあいさつ回りを行い、議員から激励を受けました。

小林鷹之氏は「頭の中に大きな政策はあり、責任ある形で公表できるよう精査している」と述べました。

こうした中、今後、立候補の表明を予定している議員の動向には、台風10号の接近が影響を及ぼしています。

小泉進次郎氏は、当初予定していた日程を延期し、来週6日に記者会見を開き、立候補を表明すると発表しました。

また、林官房長官と茂木幹事長は、いずれも来週、表明する予定ですが、台風の影響を見極めて日程を決める方針です。

高市経済安全保障担当大臣は再来週、表明することを検討しています。

一方、推薦人の確保に向けて働きかけを続けている上川外務大臣は「長いトンネルを走ってきたが、光が見えてきた感じがする」と述べました。

さらに総裁選挙には▽加藤元官房長官、▽齋藤経済産業大臣、▽野田聖子氏、▽青山繁晴氏が立候補に意欲を示し、推薦人の確保などに取り組んでいます。

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