自民党の高市早苗経済安全保障相は29日、9月9日午後2時に党総裁選への立候補を表明する記者会見を開くと発表した。高市氏は衆院奈良2区選出の当選9回で無派閥。総裁選出馬は前回2021年に続き2回目となる。
安倍晋三元首相が重視した積極的な財政出動や防衛力強化、憲法改正などを訴える方針だ。21年の総裁選は議員票で岸田文雄氏に次ぐ2位につけた。岸田政権で党政調会長を経て、現在は経済安保相を務める。
高市氏は23年の党員獲得数が党内で2番目に多かった。「岩盤保守層」の支持が根強く、党内保守系の議員の支援が選挙戦の基盤になる。
岸田首相(党総裁)の任期満了に伴う総裁選は9月12日告示―27日投開票の日程が固まった。
すでに石破茂元幹事長と河野太郎デジタル相、小林鷹之前経済安保相がそれぞれ立候補を正式表明した。小泉進次郎元環境相は9月6日に記者会見すると発表している。
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