野田氏 国民民主党との関係強化に前向き
野田元総理大臣は、30日夕方、小沢一郎・衆議院議員の事務所を訪れ、立候補表明したことを報告しました。
また、午前中は、情報労連など、党を支援する労働組合の事務所を訪問し、あいさつしました。
このあと、記者団に対し「いい代表選挙にしてもらいたいという要請があり、『かったつに議論したい』と伝えた」と述べました。
一方、国民民主党との関係強化について「私は今までも合流に向けて仲立ちをしてきた立場だ」と前向きな姿勢を示しました。
ただ、国民民主党が、原発の再稼働を含むエネルギー政策などの一致を求めていることについては、「重要なポイントになるが、衆議院選挙までに固めるのは簡単ではないかもしれない」と述べ、次の衆議院選挙に向けては、小選挙区での候補者調整などを優先的に進めたいという考えを示しました。
泉氏 立候補に向けた推薦人確保「取り組みは続いている」
代表選挙に立候補する意向を固めている泉代表は、定例の記者会見に臨みました。
泉氏は、告示まで1週間あまりとなる中、立候補に向けた推薦人確保の状況について「取り組みは続いている。正式に表明する時期はわれわれの中で考えて判断するものであり、何か切迫してきて大変だという感じはない」と述べました。
その上で、必要な20人に達しているのか問われたのに対し「それは公表するものではない」と述べました。
一方、次の衆議院選挙に向けた準備状況について「できるかぎり準備している。野党が解散時期を選べるわけではないので、あらゆる事態を想定して党本部として対応していくことになる。代表が変わる場合と変わらない場合を想定して作業している」と述べました。
リベラル系議員の党内最大グループ 枝野氏への支援を軸に対応へ
代表選挙をめぐり、リベラル系の議員でつくる党内最大グループは、30日、国会内で所属議員およそ30人が出席して会合を開きました。
そして、グループの顧問である枝野前代表への支援を軸に、対応していくことを決めました。
一方で、各議員にこうした方針を強制するのは好ましくないとして枝野氏以外の候補者を支援したい場合は、グループの代表である近藤昭一・衆議院議員と個別に協議することになりました。
会合のあと、近藤氏は記者団に対し「枝野氏は公共サービスをしっかり充実させると言っており、グループの政策と近い。全体としてはまとまって行動したい」と述べました。
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