河野太郎デジタル相は30日の記者会見で、子どもの出生時に必要な自治体への届け出(出生届)を、オンラインで完結できる仕組みを整備したと発表した。まずは一部自治体で導入される見込み。法務省の省令改正に合わせ、同日からマイナンバーカード取得者向けサイト「マイナポータル」の機能を拡充した。

市区町村側の対応も必要で、福島県郡山市、富山県高岡市、宮崎県都城市などが導入予定だという。河野氏は「出産直後に書類を窓口に持参する必要がなくなる。スマートフォンで提出できるため(両親らの)負担軽減になる」としている。

オンライン提出はポータル上で必要事項を入力し、医師らが発行した出生証明書の画像データを添付して親の本籍地の自治体に提出する。これまでは電子署名が必要で採用している自治体はなかったが、法務省が30日付で省令を改正し、電子署名の要件をなくした。〔共同〕

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