石破氏 憲法への自衛隊明記は「違憲の意見を払拭する意義」
石破元幹事長は、2日午後、党の憲法改正実現本部の会合に出席しました。
このあと石破氏は記者団に対し憲法への自衛隊の明記について「『自衛隊は違憲だ』という意見を完全に払拭するためには(ふっしょく)意義があることだ」と述べました。
その上で「これまで解釈や国会答弁の積み上げがなされてきたが『安全保障基本法』を作って自衛権のあり方を明確にしなければ法的安定性が保たれない。総裁選挙では自衛隊明記とあわせて基本法をきちんと作ることにウエイトを置きたい」と述べ、総裁選挙で自衛隊の明記に加え自衛権のあり方を規定する基本法の制定を訴えていく考えを示しました。
河野氏 現役世代の保険料負担軽減を公約に盛り込む考え
河野デジタル大臣は2日午前、神奈川県庁で自民党の県連に所属する県議会議員ら40人余りと面会し、総裁選挙での支援を求めました。
このあと河野氏は記者団に対し、医療保険制度をめぐって「子育て世代をはじめとする現役世代に負担が偏ることは制度として避けなければいけない。高齢者の中には負担する能力がある方も大勢いるので、まずは世代の中での助け合いを少し深める必要がある」と述べ、現役世代の保険料の負担軽減を総裁選挙の公約に盛り込む考えを示しました。
小林氏 保育現場で働く人の処遇改善に取り組む考え
小林鷹之氏は青森市を訪れ認定こども園を視察しました。
保育士と意見交換したあとみずから紙芝居の読み聞かせを行うと、子どもたちから拍手が起きていました。
このあと小林氏は記者団に対し「人口は国力の根幹をなすもので少子化対策は待ったなしだ。流れを反転させるような政策をとっていかなければいけない。私が総理・総裁になったら、保育士の報酬は物価上昇率プラスアルファというかたちで処遇を改善したい」と述べ、保育の現場で働く人などの処遇改善に取り組みたいという考えを示しました。
小泉氏「選択的夫婦別姓」導入に賛成する考え
小泉進次郎氏は、2日午前、都内のレンタルオフィスで、みずからに近い国会議員やPR戦略を担当する民間企業の関係者らと打ち合わせを行いました。
このあと記者団から「選択的夫婦別姓」について考えを問われたのに対し「今まで私個人として賛成だと述べている」と導入に賛成する考えを示しました。
また小泉氏は昼ごろ、神奈川県庁で県連に所属する県議会議員ら40人余りと面会し、総裁選挙に立候補することを伝えました。
小泉氏は午後は東京 台東区の幼稚園を訪れ、子育て中の保護者と意見を交わしました。
参加者から「猛暑で子どもを外で遊ばせることができず屋内施設が必要だ」と要望されたのに対し「環境を整えていくのは大事な政治の宿題だ」と応じていました。
記者団に対し「岸田政権で子ども・子育て政策は抜本的に強化をされたが単に予算を増やすだけではなく、多様なニーズに応えるためには政策を充実させることや見直しも必要だ」と述べました。
林氏 3日に国会内で記者会見し立候補を表明
総裁選挙に向けて林官房長官は、3日に国会内で記者会見し立候補を表明すると発表しました。
林氏は夕方、桜井充 参議院議員の事務所を訪れ、総裁選挙での支援を求めました。
桜井氏から「後援会と話し合って林さんを応援することにした。頑張ってもらいたい」と声をかけられると、林氏は「百万力の援軍を得た気持ちだ。戦いに弾みがつく」と応えていました。
茂木氏 4日に都内で記者会見し立候補を表明
茂木幹事長は、4日、都内で記者会見し立候補を表明すると発表しました。
上川氏 推薦人確保に向け 面会や電話で支持呼びかけ
上川外務大臣は、立候補に必要な推薦人の確保に向けて議員と個別に面会したり、電話をかけたりして、支持を呼びかけました。
夕方からは、議員会館で盛山文部科学大臣などみずからを支持する議員と会合を開いていて、推薦人の確保状況などについて意見を交わしているものとみられます。
野田氏 岸田首相と面会 総裁選も話題に
野田聖子氏は、総理大臣官邸で岸田総理大臣と面会し、自身が会長を務める党の情報通信戦略調査会の提言を手渡しました。
このあと記者団から総裁選挙について話題にのぼったか問われ「ないと言えばうそになる。私と岸田総理大臣は同期で30数年、一緒に仕事をしてきた。『総裁選挙に向けて皆さんが積極的に取り組んでおられます』というような一般的な話はした」と述べました。
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