記者会見で自民党総裁選への立候補を表明する林官房長官=3日午後、国会

 自民党の林芳正官房長官(63)は3日、国会内で記者会見を開き、党総裁選(12日告示、27日投開票)への立候補を正式表明した。派閥裏金事件を受けた政治改革の一環として、政党交付金の国会議員への配分を見直し、「(政治資金)パーティー収入の依存度を減少させたい」と訴えた。政治団体の解散届を提出した岸田派(宏池会)を主体として選挙戦を展開する見通しで、同派以外の支持拡大が課題だ。

 林氏の総裁選出馬は2012年以来、2回目。

 裏金事件で新事実が明らかになれば関係議員に対する党処分を見直す考えを示唆。政治資金を監督する独立行政機関創設を検討する考えも表明した。

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