立憲民主党の代表選(7日告示、23日投開票)をめぐり、西村智奈美代表代行(57)は4日、立候補を見送る考えを正式に表明した。自らが所属する菅直人元首相(77)らの党内グループ「国のかたち研究会」(約15人)の会合に出席後、記者団に「泉健太代表の下で代表代行を務めている。立候補を選択することはしない」と述べた。
西村氏の不出馬表明を受け、同グループは特定の候補者を推すことはなく、自主投票とする方針を申し合わせた。
代表選は枝野幸男前代表(60)と野田佳彦元首相(67)が立候補を表明している一方、立候補の可能性のある女性議員は衆院当選1回の吉田晴美氏(52)に絞られた。西村氏は「女性候補が出た方がいいとは思っている」と述べたものの、吉田氏への支援に回るかは明言しなかった。
吉田氏はこの日、都内で記者団に「女性や多様性という党の良さを出す代表選にしなければという使命を背負っていると思っている」と強調。立候補に必要な20人の推薦人の確保に向けて支援を呼びかけている。(松井望美、小林圭)
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