河野太郎デジタル相は5日の自民党総裁選に向けた政策発表記者会見で、主食米の生産拡大を促す考えを示した。「しっかり生産し、海外へ輸出ができるようにする。いざというときはそれを国内に振り向ける体制をとっておくのが大事だ」と述べた。

コメの生産量を増やし「自給率を一程度確保するのは危機管理の側面から必要だ」と強調した。生産規模の拡大が難しい中山間地の農地への支援も言明した。

農林水産省によると2024年1〜7月のコメ輸出量は前年同期比23%増え過去最高となった。一方、国内では昨年の猛暑の影響などによりコメの流通量が減り、店頭で品薄の状況が続いている。

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